車道に落ちているバナナの皮

最近、自転車で移動していると、どういう訳か車道にバナナの皮が落ちていることが多々ある。

三日前に確認しただけでも、明治通りと駒沢通り、旧山手通りにて路側帯でバナナの皮を見た。冷静に考えるとこれはなかなかの異常事態だと思う。

バナナの皮は見るが、バナナを食べてながら歩いている人は見かけない。

ただ、車から投げ捨てているとしたら話は別だ。

単純に「ゴミ箱にダンク」的な行為なのか、はたまたマリオカートに影響を受けて車をリアル「Slip on banana peel」させたいのか。

それどころか、その不届き者は自分のやっている行為が革命的だとすら思っている可能性がある。

だが、ロマン・ロランはこんな言葉を書き残している。

「いま最も革命的な人々も、知らぬうちに恐らく一番古い伝統の人間となる」(ジャン・クリストフ)

車からバナナを投げ捨てているあなたへ。

僕はあなたを知らない。

ただ、あなたがイノベーターだと思っている行為は、もはやラガードだとロマン・ロランが『ジャン・クリストフ』に書いているので、今すぐやめよう。


しかしである。

バスター・キートンではあるまいし、バナナの皮を踏んで事故を起こすなんてことは実際あり得るのだろうか。

実際に自転車で踏んでみた。

どうなったのか。

滑りはしなかったが、直後にペダルが急に重くなり、というか完全に固まり、歩道側の植え込みに突っ込んだ(本当)。

ニュートン力学的にどういう作用が働きこうなったのか不明だが、とにかく皮がチェーンに巻き込まれたのだ。

やはりバナナの皮を自転車で絶対に踏まないほうがいい。

本当に死ぬ所だった。

「復活の前に、死がある」(ジャン・クリストフ)



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